この子がこの前まで友人のお腹の中にいたのかと思うと不思議だった。夫も一緒にいったが、彼は緊張してしまって、抱っこさえもできなかった。
オーストラリア人とのハーフの子で、産まれた時からしっかりした顔をしている。タオルにくるまれて、まるでみの虫のようで、本当にかわいかった。私たちはあと4ヶ月ちょっとではーちゃいに会える。早く会いたかった。
先生の診察室でのスキャンの結果、はーちゃいには全く問題なし。22週目以降だったらともかく、20週目だったら胎動をちゃんと感じない日もあるという。ただ下腹部の鈍痛は前からあったので、この日、子宮頸部の細胞と尿の検査をすることになった。
最初に完成したのは、ベビーブーティー。次はボンネット。そしてベスト。早くはーちゃいに着せてみたい。
どうやらSonographerが遅刻しているらしく、15分ほど待たされた。その間、膀胱がぱんぱんになり、受付の人に言って、トイレへ。少しだけなら出していいという。途中でおしっこを停めるのは地獄であった。やっとSonographerが到着。その時もまたトイレに行きたかったので、「ものすごくトイレに行きたいんだけど」と言うと、「横になると楽になるからとりあえず横になってみて」と言うので、椅子に横たわると少しだけ楽になった。早速スキャン開始。夫はスクリーンの前に立ちはだかって見ている。
始めてすぐにSonographerが、「今、重要なものが見えた」と言うのですぐに「赤ちゃんは男の子ですよね」と言った。おちんちんらしきものが見えたからだ。彼女は「これで女の子が産まれたらかなりのサプライズだわ」と言っていた。夫は前からはーちゃいは絶対男!と言っていたので、「I told you!」とホクホク顔。そして笑えたのが、はーちゃいは足のつまさきで鼻の頭を掻いていた。器用な子だ。
スキャン自体は50分くらい行っていたと思う。頭から手足からすべて念入りにチェックし、心臓には特に時間をかけてチェックしていた。その間、私の膀胱は破裂しそうだった。最後にトイレにいっていいと言われて、おしっこした時はなんて爽快だったことか。
スキャンの後、その場にいる医者から「your baby is absolutely healthy and beautiful」と言われる。こんなにHealthyという言葉に感謝したことはなかった。この日もDVDに録画してもらい、家に持ち帰って何度も見る。DVDキャプチャーで画像をとらえて、親にも送った。
この日から、胸をつかえていた不安が去り、やっと精神的にも楽になった。私の妊娠は正常に継続できるんだと。
そんな矢先、友人がピルを止めた途端、2ヶ月後で妊娠した。簡単に妊娠し、初期から順調で、何の不安もなく過ごしている彼女が本当にうらやましかったが、19週の後に得られた喜びと幸せは、今までの苦労と心労があったからこそ得られたんだと思っている。今までの人生でこんなに幸せを感じたのって久しぶり。胎動を感じ始めてからが幸せの絶好調だった。男の子だと判明してからはさらに。
10月後半は体調もすっかり落ち着き、11月に入ったらやっと夜も外食にでかけられるようになったし、仕事も週3回に増やした。それまでは精神的に、リスクを負わないよう、なるべく近所以外には行きたくなかった。精神的にも肉体的にも完全に守りに入ってしまっていて、外を歩く時もいつも守りの体制に入っていた。










